国際教養振興会からのお知らせ
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投稿日:2023年10月26日
No.2.しめ縄プロジェクト in CEPE(メキシコ)
続いての会場は今回のメキシコ開催のきっかけとなった始まりの場所、CEPE(セペ)。
こちらはUNAM(メキシコ国立自治大学)に付属する語学センターで、メキシコ人だけではなく、他の国々からも多くの学生が集まります。
そのため、参加者には日本人も数名見られましたが、それもごくごくわずかで、やはり、多国籍な雰囲気の中で迎えられた光景は、まさしく私自身が見てみたかった光景そのものでした。
まずは開催数日前に一部の学生たちにボランティア講習会を開き、事前に作り方をレクチャー。
一応、今回のボランティア参加は学生たちの社会活動における単位取得にもつながるという仕組みで行われましたが、皆さん、本当に熱心で、楽しんで講習に臨んでくれました。
そして、当日を迎えると彼らの動きは、私たちの想像以上にテキパキと動いてくださり、今回の海外遠征の成功理由の一つはまさにこうしたボランティア・スタッフの優秀さに助けられたこともあげられます。
ただ、開始時間は当初、13時と聞いていたものの、会場の人はまばら。
「あれぇ、大丈夫かなぁ」と思うと、先生から「では、13時半からにしましょう」と言われ、実際、13時30分を迎えると人が集まってくる。
「これがメキシカン・タイム」という(笑)、多少ルーズなところもございますが、何より会の雰囲気は最高で、皆さんの笑顔溢れる姿に私もとても感動しました。
そして、多国籍な人たちがこの「しめ縄づくり」を楽しむ光景こそ、まさに私が見たかった光景で、この姿を日本の子供達に見せて上げたい、というのが、私の今回の目的の一つでもありました。
なぜなら、外国の方々がしめ縄づくりを楽しむ様子を見ることで、日本に生まれたことに対する自尊心のタネを少しでも植えることができるのではないかと考えていたからです。
私は常に「固有の文化を持っているというのはものすごい強みなんだよ」「相手に持っていないものを持っているというのはすごいことなんだよ」と伝えておりますが、この光景はまさにそうした文化の持つ可能性そのものを示すものであると強く実感致しました。
そして、当初からメキシコでやるなら、この世界遺産にも登録されているUNAMの校舎の前で記念撮影を撮りたいと話しておりました。
最後には、その念願の場所で一枚(トップ画像)。
また、Liceoと同じく、最後、私たちで進呈したごぼう締めを死者の日の祭壇に飾ってくれました。
互いの文化の想いが交流する、まさに最高の瞬間ですね。
とても感動的な1日を迎えることができました。
一般社団法人国際教養振興協会
代表理事 東條英利 拝
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