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国際教養振興会からのお知らせ

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投稿日:2023年10月27日

No.3.しめ縄プロジェクト in PILARES(メキシコ)


続いての会場は、よりディープなメキシコの世界へ。

実はメキシコにはPilaresというメキシコ・シティが運営するカルチャー・スクール?文化センター?があります。

ここでは、自立支援を促す職業訓練を施すようなところもあり、まさにメキシコのローカルな方々が関係する施設となります。

今回は、このPilares関係では、3箇所の施設での開催が実現しました。

この日はそんなPilares関係の開催で、かつ、最初の日で、インディオ系の住民が多く住む地域での開催となりました。


そして、お会いした方の多くは「生きている日本人を初めて見た」とおっしゃられるほど、日本や日本人と無縁の方々ばかり。

本来であれば、「そうした方々に日本のしめ縄づくりが迎えられるわけがない」と思われる方も少なくないかと思いますが、結果は逆で、盛り上がり具合で言えば、おそらく今回の開催で一番と言っても良いほどでした。


しかも、インディオ系の方々というのは、古くはアステカ、マヤに通ずる古来の信仰を受け継ぐ人たちであるため、ある意味、もっとも日本の神道的な理解に抵抗がありませんでした。


例えば、「皆さんの神さまはいくつありますか?」と聞くと、「たくさん」と答えられる方がたくさんおりました。

このためか、私たちの神道に対する理解も一番スムーズに入っていったように思います。

さらに、会の最後には皆さんでお菓子を集めて、私たちのためにプレゼントするというサプライズまでご用意下さいました。


本当に温かかったです。

私としても、この時にしめ縄プロジェクトの持つさらなる可能性を感じた瞬間でした。

この活動はあらゆる世代、国境を超えて、ご縁を結ぶ。

神道は結びの文化でもございますので、その可能性の一つの証明となったように思います。

終了後は、こちらの施設では、近隣の若者たちにもスペースを開放しており、ちょうど、ダンスの練習をしているので、見ていかないかと誘われて、少し拝見させて頂きました。


みんな、一生懸命に楽しく生きている。

ボランティア・スタッフもそう、街中で働いている人もそう、とても気さくで、楽しそうに生きる姿は、何だか今の日本に少し欠けているようにも見えました。

そういう意味では、私自身も今回のメキシコ遠征は良き学びの場であったように思います。

世界を知るというのは本当に大切なことですね。

一般社団法人国際教養振興協会
代表理事 東條英利 拝

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