国際教養振興会からのお知らせ
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投稿日:2024年8月3日
国産しめ縄最大手竹治郎視察!
皆さま、こんにちは。
この度、国産しめ縄・しめ飾り製造販売企業・株式会社竹治郎さまを視察に新潟県は南魚沼市まで行って参りました。
厳密に言うと、今回の訪問は2度目で、前回は挨拶程度でしたので、改めて、色々な関連施設も含めて視察させて頂きました。
竹治郎さまは年間約70万〜100万本の製造を取り扱うだけに、規模としても今まで見てきた中では過去最大。
ということで、まずは既に収穫の時期ということで、竹治郎さまの田んぼへ。
今年の稲わらは日照時間も降雨量も良かったとのことで、昨年以上に長く立派に育ったそうです。
実際、現場で見てみると、いやはや、もうこれはニラなんじゃないかと思うくらい、青々としていて、しかも長い!
足元には無数のカエルが飛び交い、緑と空の青さのコントラストが印象的な実に快適な環境でした。
収穫も改造トラクターで刈り取りとバインドを同時にこなす優れもので、まさに大量生産を取り扱う企業ならではの知恵が多く見られました。
続いて、収穫後のワラを保管する施設へ。
ものすごく大きな建物で、まずはここで収穫した青ワラを乾燥機にかける。
竹治郎さまでは大型の乾燥機が三台もあり、年々高騰する電気代、軽油代にはかなり苦労されているご様子。
場合によっては、軽油代だけで800万円もかかるというので、かなりのコストですね。
そして、乾燥を終えた稲ワラは建物の上層部にある保管エリアへ。
そこには既に大量の青ワラがあり、最終的にはそこにあるさらに倍以上の青ワラが運ばれてくるという。
しかも、稲わらはそのまましめ縄づくりに入るのではなく、一度、「すぐり」という不要な部分を除去する作業が必要となるのですが、この「すぐり」だけは、どうしても手作業になるんだそうです。
いやぁ、これは大変。
しかも、冷房が設置されているわけでもないので、その作業は相当にしんどいことは見てるだけで伝わってくる。
当日は土曜日であったため、作業されている方はご年配の方お一人。
多い時でも4人体制らしいので、この途方も無い作業、見てるだけでドッと疲れがでてきます(笑)。
こうして、青ワラは実際にしめ縄となり、飾り付けが施されて市販に出回るわけですね。
もちろん、勿う作業は機械が行ってくれるようですが、飾り付けに関しては、100名以上にも及ぶ方々の内職によって、支えられているようです。
青ワラは私たち、しめ縄プロジェクトも非常に良く使うので、竹治郎さまとはその買い付け先としても今後、いろいろとご一緒頂けそうで、ほんと、ありがたい限りでございます。
また、飾り付け用のパーツも数多く取り扱っていることからも、今後は飾り付けの部分に関しても、色々とサポート頂けそうです。
今年はICPAオリジナルの飾り付けも販売できるかもしれません。
このように現在、様々なしめ縄企業、工房さまとのご縁を頂いておりますが、三者三様、みな、それぞれにスタイルが異なりますので、見ていて本当に勉強になります。
今回、ご協力頂きました竹治郎さまには心より感謝申し上げます。
一般社団法人国際教養振興協会
代表理事 東條英利
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