国際教養振興会からのお知らせ
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投稿日:2025年3月24日
しめ縄プロジェクト in タイの報告動画をアップしました!
皆様、こんにちは。
この度、昨年タイで行われた「しめ縄プロジェクト」の動画をアップしました。
まずはクラファンでご支援くださった方に先行で公開しましたが、改めて、一般公開に切り替えましたので、こちらご報告申し上げます。
今回の動画には、招待した大学生のインタビューも入れておりますし、何よりタイの皆さんが楽しそうにしめ縄を作って下さっているので、皆様もご覧頂けますと幸いです。
一昨年には、メキシコでも同様のことを行いましたが、私としては、海外の方がしめ縄づくりを楽しむ姿を通じて、日本の子供たちに私たちの持つ文化の可能性を感じて頂ければと思っております。
実際、昨年も多くの小学校でこの動画の一部をご覧頂きましたが、とても多くの子供たちが喜んでくださいました。
動画の最後には視聴している子供たちの写真が入っておりますが、私が申し上げるのもなんですが、皆さん、良い表情をしております。
思うのですが、本来、教育とは、「どのような日本人に育って欲しいか」、その目的のもとに施行されるものだと思っています。
これからはIT社会ということで、授業の中にタブレット端末が取り入れられるのも、そうした未来像にもとづくものだと理解しています。
しかし、これが人物像になると結構曖昧で、思いやりや優しさといった、いわゆるヒューマニズムの掲揚は目立ちますが、肝心の「日本人」というテーマはほぼ無視されているのが現状です。
実際、私が研究会の基本でお話をしている、国歌や国旗の意味なんかは本来、小学校で学んでいてもおかしくないのに、そういった風潮はほとんど見受けられません。
これは過去、愛国心というものを危険思想として捉えられた風潮が根強かったからなのかもしれませんが、本来、愛国心を持つこと自体は決して悪いことでないと思うのです。
重要なのは、愛国心という自分の生まれ育った国や地域に対して、前向きな感性を取り入れながらも、他の国々が持つ多様的価値観をたたえ合う配慮、すなわち前向きな分別にあるはずなんです。
もちろん、排外主義的な愛国心、民族主義的な愛国心には否定的な要素がかなり含まれると思いますが、愛国心全てが悪という決めつけが、こうした教育の歪みを生んでしまっているように思います。
そういう意味では、私たちの「しめ縄プロジェクト」は、子供たちに対しても、日本の考えや価値観に前向きに触れる良い機会ですし、日本の持つ可能性の一つとして、この取り組みをなるべく多くの学校に届けたいと思っております。
それでは引き続き、皆様、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人国際教養振興協会
代表理事 東條英利
★しめ縄プロジェクト in タイ
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