国際教養振興会 活動報告
Report
投稿日:2014年9月11日
第23回 「神社人」勉強会レポート 系列社シリーズ「熊野信仰」
「神社人」勉強会の第23回目が、7月18日に東京・渋谷で開催されました。今回は代表的な総本社を一つ取り上げる系列社シリーズから熊野神社について、当協会の東條代表理事が講師を務め解説しました。
開口一番、「とにかく熊野は難しいです」と東條代表理事。熊野神社は、主祭神である家都美御子大神(けつみこのおおかみ)、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の三柱の神だけでなく、熊野十二所権現(熊野那智大社は十三所権現)も祀られていて、数も多ければその神様が何を指すのかが複雑で分かりにくいのです。
熊野三山が最大の霊場とされている理由は何なのか。主祭神である家都美御子大神は木の神様だといわれているが、熊野の神様の原点は何なのか。またシンボルである八咫烏は何を表すのか。謎は深まるばかりで、「熊野は日本最大のミステリー」とも考えられています。
参加者にとっても非常に難しいテーマでしたが、熊野三山の別名「熊野三所権現」の意味、本地垂迹説を説明するためにアーティストのデーモン閣下を引き合いに出すなど、分かりやすくて親近感を覚える解説もあり、あっという間に講座は終了しました。
次回は9月19日(金)の19時〜神田明神にて開催します。テーマは古事記シリーズ「ヤマトタケル」について。皆さんもぜひ一度ご参加ください。
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