国際教養振興会 活動報告
Report
投稿日:2023年10月28日
No.4.しめ縄プロジェクト in 日墨協会(メキシコ)
続いての会場は、日墨協会。
こちらは日本語に関心のあるメキシコの方が通う学校で、実は途中から急遽、開催が決まった会場でした。
というのも、当初、今回のメキシコ遠征では、UNAM(メキシコ国立自治大学)での開催を一つの目標に掲げておりました。
それが直前に学生たちによるストが起こってしまい、さぁ、大変。
UNAMに付属する語学センター、CEPEでの開催は確定していたものの、その本体となるUNAMのENALT(外国語科)での開催が危ぶまれる格好となってしまいました。
そこで一つの代案として上がったのが、こちら日墨協会で、UNAMでの開催が未定で進む中、日墨協会で開催することになりました。
この日、現地の友人たちがボランティア・スタッフとして参加。
しめ縄づくりのワークショップは、開催直前に稲ワラを湿らせる作業から入るのですが、そうした事前準備も歌を歌いながら行うあたり、やはりラテンの血といったところでしょうか。
何をするにも楽しそうにやってくれるので、ほんと、助かりました。
改めて、今回の成功要因の一つに、現地ボランティアの活躍が上げられますが、彼らの素晴らしいのは、状況をきちんと理解して進めてくれるところにあり、後半はほとんどこちらが指示を出さずとも、自分たちの判断で取りまとめてくれるあたり、本当に助かりました。
途中、JICAや国際交流基金のメキシコ事務局にも伺いましたが、メキシコの人たちは、とても勤勉と聞いて、納得する部分も大きかったです。
そして、しめ縄のワークショップも晴天。
今回、すべて屋外で行いましたが、幸い、その全てが晴天に恵まれました。
ほのぼのとした雰囲気の中で、海外の方がしめ繩づくりを楽しむ。
この姿は日本ではなかなか見られない光景ですが、現実にその姿を目にすると、「本当にやって良かった」と感じました。
今回、いろいろとアンケートとインタビューを収録して参りましたが、ポジティブな内容ばかりで、ここでは最後、校長のアケミさんにもお話を伺って参りました。
アケミさん曰く、「メキシコと日本を近づけてくれたことに感謝します」。
今回の企画、やはり間違ってなかった。
ということで、ここでも最高の1日を迎えることができました。
一般社団法人国際教養振興協会
代表理事 東條英利 拝
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